

2022年4月16日(土)、渋谷区勤労福祉会館にて、「孝道の復興で世界に光を」をテーマに、野口芳宏植草学園大学名誉教授を迎え、親孝行についての講演会(全4回)の第1回目が行われました。第3回目は「仏教における孝について」をテーマにお話ししていただきました。
◆参加者の感想◆
娘を誘って初めて対面で参加しました。ズームで参加した1,2回は儒教の孝についての講義でしたが、今回は仏教における孝についてお話ししてくださいました。
儒教では、「修身斉家」親に孝行し家庭が治まり家庭が治まって国が治まるという教えであるのに対して、仏教では人の中にある「仏心」を磨き、親だけを特別扱いするのではなく他人も同じように敬うことを説いていると言われました。
日本は、どちらかと言うと儒教的な文化だとのことですが、仏教における親孝行の本質を「知恩」(恩を知ること)「感恩」(恩を感じること)「報恩」(恩に報いること)と教えられました。私たちは人様から何か恩恵を受けたら恩返ししますが、そのような小恩には気付いても、空気や水や太陽の光などただで頂いている大恩を忘れがちだとも。
最後に「南無釈迦牟尼仏説父母恩重教」の中の「養育報恩和讃」のコピーを配ってくださり、一つ一つ丁寧に解説してくださいました。これは野口先生のお父様が、野口先生が子供の時に声に出して読んでみなさいと言われ読んでみると、途中で感極まって最後まで読めなかったものだと話されました。
このエピソードが私は一番グッと来ました。皆さんにも声に出しながら読んでほしいと言われて、お話は終わりました。
娘は交流会の時、質問をしたし、私も質問をしました。帰り道、娘がまだ3個くらい質問したいことがあったと言ってました(笑)とても楽しい為になる時間でした。野口先生がいつもきちっと言い切られる言葉に、本当に尊敬の念を持ちます。教師とはかくあるべきだなと、清々しさに惚れ惚れいたします。長生きしていただきたいな〜と心から願っています❣️

最後に、参加者皆で、今日の講義での心に残る言葉を色紙に筆ペンで書き、記念撮影をして終わりました。娘が色紙に野口先生が教えてくださった言葉を書き、その横に「でもお母さんが一番好き!」と書き足してくれてたのをみて照れ臭いけど幸せでした。